nemo / RECORDERS (REALLIFE RECORDINGS)

basquiat1901-01-14


ex) cowpers, plugのメンバーからなるnemoですが、今作が彼らの1stにあたるそうです。それまではライヴをたまに行いながら、デモも一枚出していたそうですが、その存在を知ったときにはすでに時遅し。廃盤になってました… ですので、私個人としては、この作品を首を長くして待っていたわけです!
1.(no title)のイントロから怪しげなギターリフ。かなりダークなイメージが広がります。そのまま、間髪いれずに、2.ホワイト・ロリータへ。プログレッシブでカオティックな要素全開で、そこに中野さんのクセのあるヴォーカルメロディが単調な演奏にメリハリを与えています。そして、2曲目がフェイドアウトしつつあるところにいきなり、3.シントウセイカタへと突入。息つく暇なし。(笑) この曲では、いたる箇所に変拍子が盛り込まれており、一度聞いただけでは、なかなかノれるような曲ではありません。しかし、このあたりの変拍子や難解なリフが彼らの醍醐味とも思います。また、それは5.タワー・レコーダーでも如実に表現されていますね。全曲にわたって言えますが、ツインギターによって奏でられるリフもとにかく怪しくてテクニカルなのですが、やはり特筆すべきは、この変拍子を支えるドラムです。これだけの変拍子が盛り込まれているにも関わらず、リズムが崩れることなく、実にタイトでパワーある音を聞かせてくれます。これは、ライヴに行ってみれば、そのすごさが実感できると思います。恐るべしnemo…


Kei